報道はやはり安定した視聴率を保っている。
ただし、報道ステーションを除けばほとんどがNHKである。
地震からの影響についてだが、ずいぶん落ち着いた現在と3月の地震発生時期のものをくらべてみると、大体10%前後の視聴率の上昇が見られる。
音楽・映画など娯楽の視聴率は軒並み低い
(もっとも、このことに関しては、テレビというよりは芸能界の勢いが弱まっているとすべきかもしれないが)。
音楽番組は年寄りの娯楽とかしつつあり、昭和を振り返るタイプの懐古趣味系番組が20%をたたき出しているのに対し、若者向けの音楽番組はHEYHEYHEYで11~13%程度と、終わった文化だということを認識させられる。
ドラマは完全に人気がなくなっているわけではないが、番組によって評価がもろに分かれるため、テレビ局の収入源としては不安定だろう。
全体的に数字が下がっているため、「今はこういう時代だ」とテレビ局の人たちは勘違いしているのかもしれないが、相棒など20%越えの人気を誇る番組もあることから、単純に魅力のある、面白い作品が無いのだと思う。
「相棒が特別面白い」というよりは、「殆どがことごとくつまらない」のが現実ではないか。
テレビ局の視聴率の低下が叫ばれているが、主に娯楽部門におけるテレビの価値が失墜しているということだろう。
ソレに対して、教養部門の視聴率は高い。
教養、などといっても、実際にはいわゆるワイドショーや池上アキラなどの、娯楽性、タレント性の高いものが受けているようだ。
お茶の間感覚でニュースを語ってくれる「安心」を求めているのだろうが、テレビドラマの宣伝や芸能人のごり押し、報道捏造、風評被害はこの部門で行われていることが多いのではないか。
もし、「情報をおもしろおかしくかいつまんで教えてくれる」テレビ像が崩れてしまえば、テレビ局にとって大きなダメージになるはずだ。
全体的にテレビの影響力は下がっており、20%を超える視聴率は各部門にひとつあればいい程度だ。
もちろんわたしにいわせれば、そんなバカが十に二人もいることを嘆かざるを得ないが。
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